繰上げ返済シミュレーター
住宅ローンを繰上げ返済したときに、利息がいくら減るか・返済がいつ終わるかを計算します。期間短縮型と返済額軽減型を並べて比べられます。
期間短縮型と返済額軽減型の違い
| 期間短縮型 | 返済額軽減型 | |
|---|---|---|
| 変わるもの | 返済期間が短くなる | 毎月の返済額が下がる |
| 毎月の返済額 | 変わらない | 下がる |
| 利息が減る額 | 大きい | 期間短縮型より小さい |
| 向いている人 | 完済を早めたい・総額を減らしたい | 毎月の負担を軽くしたい(教育費の時期など) |
返済する時期で、減る利息はこれだけ違う
3,000万円・金利1.0%・35年のローンで、100万円を繰上げ返済した場合の比較です。早い時期ほど利息が大きく減ります。残高が多く、残りの期間が長いほど、減らせる利息が多いためです。
| 時期 | 期間短縮型 利息減 | 短縮期間 | 返済額軽減型 利息減 | 毎月の返済減 |
|---|---|---|---|---|
| 1年後 | 39.6万円 | 16か月 | 18万円 | 2,892円 |
| 3年後 | 36.8万円 | 16か月 | 16.9万円 | 3,044円 |
| 5年後 | 34.1万円 | 15か月 | 15.8万円 | 3,216円 |
| 10年後 | 27.6万円 | 15か月 | 13.1万円 | 3,769円 |
| 15年後 | 21.5万円 | 14か月 | 10.4万円 | 4,599円 |
| 20年後 | 15.6万円 | 13か月 | 7.7万円 | 5,985円 |
| 25年後 | 10万円 | 12か月 | 5.1万円 | 8,760円 |
繰上げ返済の前に確認したいこと
住宅ローン控除との関係
住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)は、年末のローン残高の0.7%が所得税などから差し引かれる制度です(2022年〜2030年に入居した場合。控除期間は新築で原則13年。国税庁 タックスアンサーNo.1211-1)。ローン金利が0.7%より低い場合、控除期間中に繰上げ返済すると、減る利息より控除の減少のほうが大きくなることがあります。控除期間が終わってから繰上げ返済するのも一つの方法です。
手元のお金を残す
繰上げ返済したお金は戻ってきません。病気や失業に備えた生活費(一般に生活費の半年〜1年分)は残しておきましょう。
投資に回す場合との比較
繰上げ返済で減らせる利息は、実質的に「ローン金利と同じ利回りで確実に運用した」のと同じ効果です。金利が1%なら利回り1%相当です。新NISAなどで運用した場合の試算は積立シミュレーターで比べられます(運用には元本割れのリスクがあります)。
よくある質問
繰上げ返済は期間短縮型と返済額軽減型のどちらが得?
利息が減る額は期間短縮型のほうが大きくなります。例えば3,000万円・1%・35年で5年後に100万円を返すと、期間短縮型は約34.1万円、返済額軽減型は約15.8万円の利息が減ります。毎月の負担を下げたい場合は返済額軽減型を選びます。
繰上げ返済に手数料はかかりますか?
金融機関や返済方法によって異なります。インターネットからの一部繰上げ返済は無料の金融機関も多い一方、窓口や固定金利期間中は手数料がかかる場合があります。手数料を入力すると、差し引いた効果を計算できます。
いくらから繰上げ返済できますか?
金融機関によって、1万円以上・100万円以上など最低金額が決まっています。少額でもこまめに返すと、早い時期ほど効果があります。
最終更新 2026-11-01